IICSでExcelに接続してみる

IICSでExcelに接続してみる

Informatica Intelligent Cloud Services(IICS)のコネクタを使用して、Microsoft Excelに接続する。
Clock Icon2020.12.20

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

本エントリはクラスメソッド インフォマティカ Advent Calendar 2020のエントリです。

データアナリティクス事業本部、池田です。 アドベントカレンダー20日目です!もうだいぶ年末ですね…

今回はみんな大好き Microsoft Excel の話です!!!
数日前のアドベントカレンダー では、Informatica Intelligent Cloud Services(以下IICS)から Google スプレッドシートに接続してみました。 今回はIICSの コネクタ を使って、Excelに接続してみます。

余談ですが、弊部署でもExcelは人気で、Excelの情報の集まるSlackチャンネルがあり、 昼夜問わず新機能やおもしろ情報が投稿されています。 前回スプレッドシートのコネクタについてブログ書いてしまったので、 Excelについても書かなければ肩身の狭さを感じるほどです。

接続してみる

Excelのコネクタの公式ガイドは↓です。
Microsoft Excel Connector Overview

コネクタでExcelを参照するためには、 当該ファイルが使用するSecure Agentと同じマシン上にないといけないようです。
また、執筆時点で サポートされる操作ReadData Previewに限られるようです。

コネクタの有効化

初めて使用する場合は、管理者の画面の「アドオンコネクタ」からコネクタを有効化します。

接続の作成

「接続」から、新規で作成を行います。

FolderURI にはSecure Agentサーバ上のExcelファイルまでのパス、 Filename にはファイル名を登録します。 拡張子は .xlsx でないといけないようです。
ランタイム環境は、 Hosted Agent が対応していないようなので、準備しておいたSecure Agent環境を指定しました。

動かしてみる

早速動かしてみます。 マッピング機能 でcsvにしてファイル出力してみます。

ファイルに出力するので、「 フラットファイル 」 のコネクタを準備します。

このコネクタも初めて使いましたが、↓こういう制約があるようです。

Must be accessible by all Secure Agents in the selected runtime environment.


「データ統合」の画面に移り、マッピングを新規作成していきます。

名前をつけます。

ソース側を設定します。
前章で作ったExcelの接続を指定します。 オブジェクト でシートを指定するようです。

「データのプレビュー」をすることで、Excelの中身が見れます。

無事つなげているっぽいですね。

ターゲット側の設定をします。
先ほど作ったフラットファイルの接続を指定します。

オブジェクト で指定するファイル名は、「選択」ボタンから新規で作ることにしました。

保存して、実行してみます。


「マイジョブ」から結果を確認できます。

成功しました!

無事csvファイルになっていました。

"field1","field2","集計人数","比重調整後集計人数","ファイルのコピーや_文字や図表のコピー_貼り付け","写真や文書などを添付して電子メールを送付","エクセルなどの表計算ソフトを使用した簡単な計算_足し算や引き算など_","パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを使用した資料の作成","パソコンにプリンタやカメラなどの機器を接続","インターネットを利用したソフトウェアのダウンロードやインストール","パソコンと他の機器_スマートフォンなど_との間でのデータのやり取り","プログラミング言語を使用してコンピュータプログラムを作成","上記のいずれもできない","無回答"
"全体","[ 全 体 ]","39658","39658","51.1","56.3","42","27.5","41.5","44.2","34.799999999999997","4.8","15.4","21.5"
"本人が世帯主/非世帯主","世帯主","15410","15640","60.5","63.9","54","37.799999999999997","55","53.8","44.9","7.1","14.5","15.4"
"本人が世帯主/非世帯主","非世帯主","24248","24018","44.9","51.4","34.200000000000003","20.7","32.799999999999997","38","28.2","3.3","15.9","25.6"
"本人の性別・年齢","男女計:","39658","39658","51.1","56.3","42","27.5","41.5","44.2","34.799999999999997","4.8","15.4","21.5"
"本人の性別・年齢","6~12歳","2145","2430","5.5","6.1","1.1000000000000001","2.1","2.4","7.5","2.4","1.3","46.3","38.6"
"本人の性別・年齢","13~19歳","2291","2613","56.6","61.6","33.6","23.1","31.2","47.3","29.1","3.8","9.4","12.8"
"本人の性別・年齢","(15歳以上)","36896","36524","54.4","59.9","45.2","29.5","44.6","46.9","37.299999999999997","5.0999999999999996","13.3","20.5"
"本人の性別・年齢","(15~19歳)","1674","1909","64.5","68.8","39.200000000000003","27.2","36.299999999999997","52.5","34.700000000000003","4.4000000000000004","6.3","10.7"
"本人の性別・年齢","20~29歳","3028","4155","81.400000000000006","84","67.599999999999994","58.6","65.7","72.3","65.900000000000006","10.3","2.8","8.1999999999999993"
"本人の性別・年齢","30~39歳","4067","4707","79.5","83.6","65.900000000000006","49.3","68.099999999999994","70.900000000000006","61.1","9","3.7","7.9"
"本人の性別・年齢","40~49歳","5440","6093","73.7","80.099999999999994","62.7","39.6","62.4","66.5","53.7","7.5","5.5","9.1"
"本人の性別・年齢","50~59歳","5672","5355","67.5","76.400000000000006","56.6","34.200000000000003","54","59.3","44.3","5.2","8.5","9.1"
…

おわりに

ちなみに今回使ったデータは、 e-Stat令和元年通信利用動向調査 の『個人のICTスキル』に関する統計表です。 理由は「エクセル」で検索をかけたらこれが見つかったからです。
この調査によると、全体の4割以上の人がExcelを使えるようですね。すごいツールだと思いました。

ちなみに、統計表はcsvで提供されていました。 ブログを書くにあたって、それを手動でxlsxにしました。 そしてそのExcelをIICSでcsvにしました…
そんな無駄なことをしてみても良いと思います。アドベントカレンダーだもの。

参考文献

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.